次の季節を待ちながら。。

たけうち

2012年08月07日 22:45





「蓋がかたい場合がありますので、そのときは少し温めてくださいね」
と、お店の方に言われたことは覚えております。
んがしかし、ここまでかたいとは想像しませんでした。。(泣)

両手で包めるほどの小ぶりの瓶ですが、がしっとつかんでひねってもビクともしません。
若い頃より落ちたとはいえ基本的に肉体労働者、歳相応以上のパワーがあるつもりの自分(笑)
これは本気を出さねばと、両足踏ん張って腰を入れて全神経を手に集中させましたが
でこの血管が切れそうになっただけ。。
確かに蓋を温めれば、金属なので膨張してゆるくなることは分かります。
でも、「水ようかん」だぞ?
冷やして食べるのが身上の菓子をあたためるってーのはちょいと抵抗あるじゃないか。
などと、変に意地を張り時間をかけて何度か挑戦したところ、やっと開瓶にいたりました。。祝!

ただ、両手の熱のせいか、冷蔵庫に入れておいた割にはなんとなく生ぬるくなっていたことが
不覚です。。だったら、最初からあたためてもよかったんじゃないか
と思ったことは内緒(爆)

それはさておき。
あらためまして、鈴懸さんの水羊羹「かの実」から
「抹茶乃水羊羹 ¥420」と「利平栗乃水羊羹 ¥473」です。
瓶詰めで保存期間も長いので主に贈答用ですが、1個から購入可能です。
どちらも非常に濃い味わいですが、水ようかんなのでするすると食べられます。
抹茶の方は色目も美しく、その苦味と深みが濃茶を飲んでいるようで充実感があります。
暑い季節に一服のお茶、といった感じがいいなあと思いました。

栗の方はこれまた和栗のペーストをそのままつまみ喰い(笑)しているような高い「栗度」。
来るべき秋に思いをはせながら、この残暑を楽しむのも一興かと。。
ところどころ残る粒も含めて、栗を堪能できる水ようかんでした。

ひと瓶食べるとわりとボリュームがありますが、やはり安くはないお値段ですね。
自家用に購入というよりは、お中元などでいただくと嬉しいというグループ所属(笑)でしょうか。
ということは、贈り物に選べば喜ばれる可能性大。
ただし、その際には冒頭のひとことを添えていただくことをオススメします。。

「蓋がかたい場合がありますので、そのときは少し温めてくださいね」

おいしかったけどかたかった、というお話でした。。(だったのか?)

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